Yo!ho! 西洋ミツバチについたダニを駆除せyo!

最近西洋ミツバチの世話をしている。

 

もらった巣箱を車で運んだり、襲撃するオオスズメバチをバトミントンラケットと虫取り網で撃退したり、巣箱を作ったりと様々なことをすでにやってきたが、少しずつミツバチのことも記録していこうと思う。(私はあくまで現代アーティストである綺麗なおねいさんの元で働く飼育員的立場である)

 

 さて、最初は一群だけだったのだが、そちらがあまりにも弱々しく、運良くもう一群分けてもらえることになった為、その新参者と合同しようと画策したのだが、長い議論の結果両軍残して経過を見守ることにした。

 その新たにやってきた群の巣板を取りだし、可愛いミツバチ君たちを眺めていた時に私は見てはならないものを見てしまった。

 

「あ、ダニだ!…」

 

 現在世界的にバロアというダニ(和名ではヘギイタダニと言うらしい)が席巻しており、ミツバチの大量絶滅の一翼を担っているとされている。詳しく知りたい人は「ミツバチの大地(原題:more than honey)」を見ていただきたい。

 そいつが我らの愛しい働き蜂君の背中にへばりつきのうのうと生きているのを見つけてしまった。

 さて、困った。

 

 対ダニの様々な農薬や、オーガニックな対策があり、それら全て当然長短がある。

 

 ググりまくり、様々な資料に目を通し、「蟻酸」を使用したダニ駆除の方策で今回は対処することにした。

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 濃度88パーセントのものを入手し、65パーセントに薄めトイレットペーパーに染み込ませ、巣箱の底に設置することにした。

 

 まず第一の問題…

 

88パーセントの濃度を65パーセントに薄めるための計算式が思い浮かばない 汗。

 

 15分くらい紙の上に鉛筆を走らせ、なんとなく答えらしきものが出た。

 

 試薬ビンに入った蟻酸を薄め、いざ設置!

f:id:mozomata:20161117181331j:plain蟻酸は比較的危険なので取り扱いは要注意。

 

 

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ノックしてお邪魔します。

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燻煙器を使ってミツバチ達を落ち着かせる。でないと彼らは人間に向かって突撃してくるので要注意。

 

 

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底にあるのが蟻酸を染み込ませたトイレットペーパー。効果が出ると良いのですが

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花粉団子をつけた働き蜂さん、巣箱は冬モードでさらに箱で覆って暖かくしているのでこのようトンネルを通ってお家へと帰る。か、かわいい…

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